インセット(オフセット)とは? ホイールの出っ張りを決める数字
インセットとは、ホイールの取り付け面が、ホイール幅の中心から外側へどれだけずれているかをミリメートルで表した数値です。商品ページではオフセット、ホイールの刻印ではETと書かれますが、指している寸法は同じです。
数字が大きいほど取り付け面は外寄りになり、ホイール全体は車体の内側へ引っ込みます。小さくなれば、その分だけ外へ出ます。
フェンダーからのはみ出し具合も、内側の部品との隙間も、この数値が大きく左右します。ただし実際の位置はリム幅との組み合わせで変わるので、インセットの数字だけでは判断できません。
数値の読み方
| 表記 | 取り付け面の位置 | ホイールの出方 |
|---|---|---|
| インセット +45 | 中心より外側へ45mm | もっとも内側に収まる |
| インセット +30 | 中心より外側へ30mm | +45より15mm外へ出る |
| ゼロセット 0 | 中心と一致 | +30よりさらに30mm外へ |
| アウトセット −10 | 中心より内側へ10mm | もっとも外へ張り出す |
※いずれもリム幅が同じ場合の比較です。
純正+45の車に、同じリム幅で+30のホイールを履かせると、外へ15mm出る計算になります。
この15mmがフェンダー内に収まるか。内側でサスペンションやブレーキに当たらないか。当たるとすれば、そのどちらかです。
商品ページと実車、どこを見ればわかるか
- 商品ページ:「INSET +45」「OFFSET +45」のどちらの表記も見かけます。表記が違うだけで、読み方は同じです。
- ホイールの裏側:「ET45」の刻印がインセット値です。
- 純正値:車種別の純正サイズ一覧で確認できます。まず純正値を見て、そこから何mmずらすかを決めてください。
- 計算:オフセット計算機に現在のサイズと候補サイズを入れると、内外へそれぞれ何mm動くかが出ます。リム幅の違いも含めて計算されます。
よくある質問
- Q. オフセットとインセットは別の規格ですか?
- 呼び方の違いで、測っている場所も数値も同じです。ETの刻印も同じものとして扱って構いません。
- Q. リム幅を広げると、インセットが同じでも位置は変わりますか?
- 変わります。幅が1インチ(25.4mm)広がれば、内側と外側へおよそ12.7mmずつ増えます。詳しくはリム幅とJ数の解説をご覧ください。
- Q. 数値を下げてツライチにしたいのですが。
- 回転部分がフェンダーから外へ突出すると保安基準に抵触します。2017年の改正で、タイヤのゴム部分に限り10mm未満の突出が許容されましたが、ホイールの突出は認められていません。狙った数値が収まるかは車体側の条件次第です。
候補のインセットが見えてきたら、次はその周りの条件です。ねじピッチ、ナットの座面形状、ボルトの長さ、タイヤの荷重指数、足回りとの干渉。ここも順に埋まらないと装着はできません。
車種ページで純正値を突き合わせ、装着前に販売店へ相談してください。